交換留学先で受けた授業について、感想をまとめました。コロナ以前の話です。
何も分からない前期
留学生は、中国語のレベルによって、初級から高級クラスに分けられます。
授業開始前のオリエンテーション期間にクラス分けテストが実施され、私は中級の所属となりました。
このクラスで教わるのは以下の4科目です。
②口语(スピーキング)
③听力(リスニング)
④读写(ライティング)
いずれも必修科目であり、これとは別に選択科目もあります。私は、必修科目の他、選択科目のHSK5級の授業を履修しました。
前期クラス
クラスメイトは、20名ほどで、その半分が韓国からの留学生でした。
その他の留学生は、ロシア、エジプト、アメリカ、モンゴルなどから来ていました。
前期の授業ペース
比較的ゆとりを持って授業に取り組める感じで、以下のようなスケジュールでした。
- 1日=2教科
- 1教科=45分+15分休憩+45分
4教科とも、単元テストがあり、約2週間単位で行われました。
成績は、この単元テストの結果と授業態度、期末試験を加味して付けられます。
また、7割以上の出席が無ければ期末試験の受験資格を失います。
精读(リーディング)
最も授業数が多かったのが、精读です。文法を中心に学ぶ科目で、予習していることを前提に授業が進められるので、しっかりと授業準備することが大切だと思います。宿題も必ず毎日出されていました。
口语(スピーキング)
テキストのテーマに沿って討論するという内容です。単元テストは、パワーポイントを使用した発表、クラスメイトの前で自分の考えを表現するということに、重点が置かれていた授業のようでした。
听力(リスニング)
ひたすら教科書に沿って進められた授業でした。授業内で教材のCDを聞きながら教科書の問題を解きます。
读写(ライティング)
週に一度しかなく、作文と読解の授業が交互に行われました。漢字に慣れ親しんでいる日本人の私からすると、最も気楽に受けることができた授業ではないかと思います。
ちょっと慣れたかも後期
後期は高級班の所属になったため、授業内容も変わりました。
必修科目が、3科目となります。
②读写(ライティング)
③视听说(リスニング&スピーキング)
その代わり、精读の授業時間が増えました。
後期クラス
高級班になりました。
日本人が私以外に二人と、イエメン、イタリア、イギリス、チリ、韓国、エジプト、インドネシア、ロシア、ウズベキスタン、アメリカとより国際色の強いメンバーとなりました。
後期の授業ペース
授業の進め方は、前期と同じ。しかし、教科書の内容はグッと難しくなった印象でした。最もレベルアップを感じたのは、精读と读写です。
精读(リーディング)
新出単語や成語、複雑な文法が非常に増えました。予習をしっかりとしていないと結構きつかったです。
读写(ライティング)
授業中は、作文の書き方を教えてもらいます。2週間に一度、作文の宿題が出されます。作文の時間以外は、多読の練習を行います。
视听说(リスニング&スピーキング)
パワーポイントを利用した発表に加えて、討論や、生徒自ら中国語を使い広告を造るなど、より中国語を使いこなしていく必要のある授業だった気がします。
以上