中国交換留学の体験記です。交換留学制度の面接を受けるまでと本番について振り返ってみました。
交換留学の面接試験について
交換留学制度への出願後に待ち構えているのが、面接です。
出願の大まかな流れは、こちらの記事が参考になるかと思います。
面接を迎えるまで
面接何を聞かれるのか、当日まで全くの謎でした。
日本語での面接なのか、中国語での面接なのか、それすらも分かりません。
私は、HSK4級は持っていましたが、中国語がほぼ話せない状態でした。とにかく不安に感じていたことを覚えています。
不安であれば、中国語で受け答えができるような対策を練るかとおもいます。
しかし、私はどうせ落ちだろうという気持ちで中々やる気が出ず。
人間やっても間に合わないと思った瞬間、全てのやる気が消滅するんだなって妙に納得した記憶が。
そして、そのまま本番を迎えることに。
面接本番
当日、受験者が試験会場に集められます。
受験者は、順番に名前を呼ばれ個室へ移動し、そこで面接が行われました。
いざ入室
自分の番がやってきました。
部屋に入ると面接官が二人います。一人が日本人。もう一人が中国人。
面接は、自分の提出した志望動機と研究計画書に沿って進められました。
最初は、日本人の面接官から留学を希望する理由を聞かれます。
ここは、自分的にはしっかり軸を持って喋ることができました。自分的には。
なんも喋れん
次に、中国人の面接官が口を開きます。
想像通り何も分からん。
初っ端から、唯一の切り札”听不懂”(分かりません)を連発しました。
しばらくこの不毛なやり取りをしていると、中国人の面接官が、突然自分の胸を指さしたのです。
なんやきゅうに?とさらに焦りの表情を見せる私。
面接官は、続けて私の胸を指さしました。その先には、あったものは何か。そうです。
受験者は胸に名札を付けていたのでした。そうか。
名前を聞かれていました。
泣きそうになりましたが、何故かここで諦めるのが急に悔しくなり、とりあえずカタコトで自己紹介します。
慈悲深い面接官
その後、面接官お二人がこれ以上中国語で質問しても無駄だと判断したのか、すぐに日本語で進められることになりました。
その後に聞かれた質問は、主に以下の3点だったかと思います。
- 第一志望の大学について
- 何故そこを志望したのか
- 留学先で何をしたいのか
中国語で大爆死した私は、ここぞとばかりに必死で説明しました。
説明というより最後の悪あがきというやつです。
- 今の中国語レベルは低いが現地に向かうまでにレベルを上げる努力をする
- 留学先でも中国語に真面目に取り組む
開き直った私は、最初の緊張が嘘のように滔々と語っていました。
こんな感じで一通り喋ると、面接官から「面接は以上となります」と告げられました。
私は、解放感と共に部屋を退出します。
帰路につく私は、「しにてぇ」とつぶやいていました。
以上